アドビ、ボリュームライセンス販売のスペシャリストを認定する制度


 アドビシステムズ株式会社(以下、アドビ)は5月20日、ボリュームライセンス販売を支援するパートナープログラムとして、「アドビ ライセンス マスター プログラム」を日本で本格展開することを発表した。顧客満足度の向上、ならびにソフトの導入から運用までを踏まえた、継続的なトータルサポート体制の確立を目的に実施される。

 アドビ ライセンス マスター プログラムは、ボリュームライセンス販売の専門知識を持つスペシャリスト(以下、License Master)を認定するための販売店向けプログラム。認定試験に合格し、ライセンス販売の専門知識を備えたLicense Masterとして認定されると、アドビの支援のもと、ライセンス販売の専門知識を生かし、顧客のニーズに合ったライセンス販売を提案できるようになるという。

 一方アドビのパートナーにとっては、この資格取得者を擁することで、アドビからの信用とノウハウに基づいて販売体制を強化できるメリットがあるとのこと。顧客にとっても、専門知識を持つLicense Masterから適切なアドバイスを得られ、高品質なサポートを受けられるとしている。

 認定試験は年2回で、認定者には各種資料や素材、認定証明のためのツール、認定者向け最新トレーニングへの参加特典などが提供される。なお日本では、2008年8月から、限定的なパイロットプログラムとして世界に先駆けて先行導入されており、58人のLicense Masterが認定されている。

 またアドビは今回、ライセンスプログラム「Adobe Cumulative Licensing Program(CLP)」の適用条件を4万ポイントから2万5000ポイントへ引き下げ、より多くの顧客が利用できるように制度をあらためている。


(石井 一志)

2009/5/20 15:04