米SunとUNESCO、OpenOffice.orgとODF推進で合意


 米Sun Microsystemsと国連教育科学文化機関(UNESCO)は5月22日(現地時間)、ICT(情報通信技術)へのアクセスやICTスキル向上を目的にオープンソース技術を共同で推進していくことで合意したと発表した。

 同日までスイス・ジュネーブで開催されていた国際電気通信連合(ITU)主催の「WSIS Forum 2009」で発表した。社会経済開発支援を目的としたもので、オープンソース技術を利用して、途上国でのICTへのアクセス、スキルトレーニングを改善することを目指す。

 両社は合意の下、「Centre of Excellence for Adoption of Open Technologies」を開設し、Sunはオープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org」、同スイートが採用するファイル形式「OpenDocument Format」のツールを中心に、オープンソースソフトウェアの専門知識やトレーニング資料を提供する。

 UNESCOは、これらのオープンソースの導入を促進するプロモーション活動を展開。OpenOffice.orgとODFの利用にあたってのサポートやトレーニングを提供するパートナー組織とも協力してゆく。



(Infostand)

2009/5/26 08:54