サイレックスがマルチベンダー対応の認証印刷システムを強化、AD連携に対応
サイレックス・テクノロジー株式会社(以下、サイレックス)は6月2日、自社の認証プリントシステム「SelecurePrint Server版」の機能を拡張するソフトウェア2製品を発表した。ログ管理ソフトウェア「SelecurePrint LogViewer」とActive Directory連携を行うソフトウェア「SelecurePrint ADJoint」を同日より順次提供する。
SelecurePrint Server版は、ICカードを利用した認証印刷機能をプリンタに追加するためのシステム。プリンタメーカー、機種を問わないマルチ対応が特徴で、第三者による持ち去りの防止など、紙文書のセキュリティ向上や、無駄な印刷の削減などに威力を発揮する。
今回提供されるSelecurePrint LogViewerは、SelecurePrint Server版のログを閲覧・集計できるクライアントソフト。月単位での印刷枚数や印刷金額、前月との比較を表示できるだけでなく、ランキング機能により、印刷の増減を部署別、ユーザー別で確認する機能を備える。また、全体、グループ別、ユーザー別に印刷枚数(カラー/モノクロ)をリストもしくはグラフで表示する機能も搭載。こうした機能を利用して印刷状況を可視化することで、社内の印刷コストに対する意識を高められるという。この製品は、SelecurePrint Server版のソフトウェアサービスパックを申し込み済みのユーザーへ無償で提供する。提供開始は6月2日。
一方のSelecurePrint ADJointは、Active Directoryのユーザー情報をSelecurePrint Server版のユーザー情報に連携させるソフトウェア。ユーザー情報をActive Directory環境で一元管理できるようになるため、運用コストの削減と利便性向上につながるとした。価格は10万5000円で、6月10日の出荷開始を予定する。
2009/6/2 16:45