日本ユニシスと日本オラクル、SOAによるシステム構築サービスを共同で推進


 日本ユニシス株式会社と日本オラクル株式会社は6月4日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の手法を取り入れたシステム構築サービスを共同で推進すると発表した。両社が有するSOA分野での経験や製品をもとに、コンサルティングからシステム構築、サポートまでを一貫したサービスとして提供する。

 このうち検討フェーズでは、日本オラクルのSOAコンサルティングサービス「SOA Insight」を顧客のニーズに応じて組み込み、同社のSOAアーキテクトにより、SOA化に伴うROI算定など、支援サービスを提供する。また日本ユニシスは、日本オラクルが提供するSOAプラットフォーム製品群との連携を強化することで、自社のシステム構築サービスを円滑に提供できるようになるという。

 SOA実装基盤としては、国内外で多くの稼働実績を持つ日本オラクルの「Oracle SOA Suite」と「Oracle WebLogic Suite」を採用。あわせて、オープン系システム開発で適用実績を持つ日本ユニシスのシステム基盤「AtlasBase」を活用し、SOAシステム構築に関する開発方法の標準化と品質向上を図るとのこと。

 加えて両社では、CIOや技術者向けのセミナーを共催するなど、共同マーケティング活動も推進するとしている。


(石井 一志)

2009/6/4 13:26