OKI、サーバーの運用管理を自動化するアプライアンス


 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は6月30日、サーバー運用管理自動化アプライアンス「DressUP Server Auditor V1」を発売した。7月より出荷を開始する。

 同アプライアンスは、中小規模システム向けのサーバー運用管理自動化製品。1台で最大400台までのエンタープライスサーバーのシステム構成を管理できる。自動化できるのは、システム構成における「監査」と状況に応じた「変更業務」。

 監査では、設計値を基にしたポリシーと実際のサーバー設定値とを自動比較し、問題点をレポートする。ポリシーはユーザー自ら変更することができるほか、ISMSの監査業務に的を絞った標準バンドル監査ポリシーを利用することも可能。

 一方、変更業務では、日立の資産・配布管理ソフト「JP1/NETM/DM」とオプションで連携し、アプリケーションやパッチの配信といった変更作業が自動化できる。

 管理対象プラットフォームは、Windows 2000 Server/Server 2003/Server 2008/XP Professional。今後、HP-UXとLinuxの拡充を予定する。

 価格は、監査機能のみ、管理サーバー台数50台までで300万円(税別)から。オプションにより変更機能、管理サーバー台数を50台単位で拡張することが可能。スモールスタートが可能な価格設定にしたという。OKIでは、3年間で500システムの販売をめざす。


(川島 弘之)

2009/6/30 14:55