富士通がx86サーバーを強化、Windows Server 2008 Foundation搭載可能なエントリーサーバーなど


TX100 S1

 富士通株式会社は7月14日、x86サーバー「PRIMERGY」シリーズのラインアップを強化すると発表した。1Wayタワー型のエントリーサーバー「TX100 S1」、2Wayタワー型/ラック型サーバー「TX200 S5」「TX300 S5」の各製品を、同日より順次発売する。

 新製品のうちTX100 S1は、中小規模企業の利用環境に適したエントリーサーバー。オフィス環境での利用を考慮し、コンパクトな筐体と約21デシベルの静音性を実現したほか、国際エネルギースタープログラム・コンピュータ基準Ver5.0に対応し、ランニングコスト削減と省エネルギーに貢献するという。また、小規模向けのサーバーOSであるWindows Server 2008 Foundationのプリインストールモデルを用意。今まで一般的なPCを管理業務に利用してきた企業でも、低価格でのサーバー環境移行が可能になる。

 価格は、Pentium E5200(2.50GHz)×1、1GBメモリ、ディスクレスの構成で6万5100円から。これに、500GB HDD×1を搭載し、Windows Server 2008 Standardをインストールしたモデルでは18万4800円から。前者が7月22日、後者が7月29日の発売を予定する。

 なおTX100 S1は9月30日までの期間限定でキャンペーンモデルも提供される。一例として、Celeron 430(1.80GHz)、1GBメモリ、160GB HDD、DVD-ROM、Windows Server 2008 Foundationといった構成のモデルは、直販価格7万9800円で提供される。

 一方の「TX200 S5」「TX300 S5」は、いずれも、タワー型/ラック型を選択可能な2Wayサーバー。CPUには最新のXeon 5500番台を搭載可能とし、デュアルコア、クアッドコアの幅広いCPUラインアップを用意する。また、仮想化環境を意識した大容量メモリの搭載、2.5型/3.5型SAS HDD、3.5型SATA HDDを搭載可能とするなど、さまざまな用途での利用を見据えた柔軟な選択が可能という。

 価格は、Xeon E5502(1.86GHz)×1、1GBメモリ、ディスクレス構成のTX200 S5で18万600円(税別)から。Xeon E5502×1、2GBメモリ、ディスクレス構成のTX300 S5は25万4100円から。前者は7月22日、後者は9月10日の発売を予定する。


(石井 一志)

2009/7/14 13:35