アビーム、米国ダラスにアウトソーシング拠点を設立-海外拠点を拡充


 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)は7月14日、米国のテキサス州ダラスにアウトソーシング拠点を設立すると発表した。米国時間15日より稼働を開始する。同社のアウトソーシング拠点としては、東京、上海とクアラルンプールに続いて4カ所目になる。

 アビームではこれまで、既設の3カ所において24時間態勢で各種サポートサービスを提供してきた。今回、米国に拠点を置いたことで、北米・南米大陸のタイムゾーンにおいて、日本語、英語での迅速な対応が可能になり、現地の事情に通じたサポート要員との緊密でタイムリーなコミュニケーション環境が整ったという。また、日本を本拠地としてグローバルに展開する日本企業に向け、アビーム本社との連携によって、日本水準のシステム運用、保守をきめ細やかにサポートできるとのこと。

 さらに同社では、東京本社による品質管理と上海の開発拠点「アビーム・グローバル・ディベロップメント・センター」をグローバルで最適配置した仕組みにより、顧客のコスト削減ニーズに応える、高品質なサービスの提供を実現するとしている。

 なおアビームは、今後も海外拠点を拡充し、アウトソーシング事業の売り上げ規模を、2012年度までに現在の3倍、600人体制とすることを目指す。


(石井 一志)

2009/7/14 16:02