“ファストマーケティング”実現に向け、「オガワカズヒロ」立ち上げ
オガワカズヒロの小川浩氏(左)と小川和也氏(右) |
株式会社モディファイとグランドデザイン&カンパニー株式会社(以下、グランドデザイン)は7月15日、ソーシャルメディアなどを利用したマーケティングソリューションを提供するためのクリエイティブユニット「オガワカズヒロ」を立ち上げたと発表した。
オガワカズヒロは、商品企画、販促支援、パッケージデザイン、広報戦略、商品あるいは企業全体のブランディングなどを手がけるクリエイティブユニット。Twitterなどのソーシャルメディアを利用した情報発信により、ユーザーに幅広い形で訴求するソーシャルメディアマーケティングソリューションを提供する。モディファイCEOの小川浩氏がクリエイティブディレクターを務め、グランドデザイン社長の小川和也氏がマーケティングディレクターを務める。オガワカズヒロは、両社の名前を組み合わせて付けられた。
小川浩氏は、オガワカズヒロについて、「グランドデザインの小川さんとは同じ小川ということで、共同で説明に伺った際、“W小川だね”とよく言われたので、いっそクリエイティブユニットにしようと決めたのがきっかけ。実際、両社のソリューションを組み合わせて提案する機会が多いので、ITを軸にしたクリエイティブユニットとして今回立ち上げた」と、まじめに設定したユニットであると強調。
小川和也氏も、「われわれはあくまでもサービスクリエイターで、モディファイはいいテクノロジーを持っている。さまざまなツールがある現在、統合的なプランを提案するのは難しいのが現状。われわれの立ち位置を正しく提案する際、両社の概念を提案するとたいていの企業は納得していただける。ソーシャルメディア関連で共同提案する機会も増えており、わかりやすく融合しようとユニットを結成した」と、補完関係にある両氏をユニット化することで、提案しやすい環境を構築したと説明する。
今回のユニットの背景にあるのが、ソーシャルメディア時代の新しいマーケティング。小川和也氏は「いろいろなマーケティング手法が存在するが、どれも売れた理由は後付でしかない。実際、購買動向を見てみると、さまざまな情報を元にアクションをおこしている。特定のメディアで発信するのではなく、網羅性が必要だ」と指摘。この網羅性を実現するのにソーシャルメディアが有効であると小川和也氏を強調する。「最近、ファストファッションが流行しているように、マーケティングにおいてもすぐに対応できるファストマーケティングを考慮する必要がある。そのためにはリアルタイム性が重要」と、オガワカズヒロではリアルタイムに情報発信できるTwitterなどのソーシャルメディアを生かしたマーケティング活動にフォーカスした活動を行うとした。
ソーシャルメディアマーケティングのベースとなるのが、モディファイルのSM3。SM3について、小川浩氏は「SM3は60以上のソーシャルメディアへの投稿機能を備えたCMS。また、Twitterに関しては、承認フローや自動フォロー機能、自動応答機能といったTwitterの特性に合わせた機能も用意。Twitter向けとしては、URLを短縮リンク化し広告機能を付加できるAdCapという機能も用意している」と、Twitterへの投稿機能を充実させながらも各種ソーシャルメディアに投稿できる機能を備えていると説明。「ソーシャルメディアを期にしながらも、利用に臆病な企業に対し、効果などを啓もうしていきたい」と述べた。
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2009/7/16 00:00