日立ソフト、地図情報から避難経路も表示する地震速報サービス
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は7月21日、気象庁から配信される「高度利用者向け緊急地震速報」を利用し、大きな揺れが来る前に地震情報を提供する「震ナビゲーション」を発表した。8月3日から提供開始する。
震ナビゲーションは、地震発生前の通報に加え、地震発生後の適切な対応を支援する緊急地震速報・避難支援ソリューション。
同社の総合通報管理システム「TELstaff」、インターネット航空写真配信サービス「piXterra」、ウィルネットの緊急地震速報専用端末「クルグラット」などを連携。気象庁から配信される地震速報を受信して、大きな揺れが来る数秒から十数秒前に、「非常放送設備」「LED表示機」「携帯電話」「個人PC」など、さまざまな媒体へ通知・表示を行う。
特徴は、地図情報と連携し、避難経路など地震後の対応も支援する点。日本地図レベルから建物が把握できるレベルまで、任意の縮尺の地図上にさまざまな付加情報を提供することができる。
常に稼働を監視するため、いざ地震が来たときに機器が故障して動かない、ケーブルが抜けていて通知できないというトラブルを防げるのも訴求点。また、地震発生時の対策マニュアルも表示できるため、従業員や市民へ適切な対応を促すことが可能となる。
2009/7/21 18:14