日本ユニシス、印刷のコストやセキュリティを改善するプリンタ運用サービス

　日本ユニシス株式会社は9月3日、プリンタの「紙による情報漏えい、印刷コストの増加」などを解決するネットワークプリンタ運用ソリューション「iSECUREプリント管理サービス」を発表した。同日より販売開始する。

　iSECUREプリント管理サービスは、紙印刷の制御を行うSaaS型サービス。同社のICT共通基盤上に、インフォニテックのネットワークプリンタソリューション「PrintOne」を搭載し、管理対象（クライアントPC）の台数に応じた月額料金で提供する。

　同サービスでは、クライアントPC用の専用プリンタドライバを提供。現在使用している多種多様なプリンタベンダーを問わず、また複合機・プリンタ・プロッタなどを買い換えることなく、「セキュリティ」「コスト削減」「エコ」を強化できる。

　セキュリティ強化の一例としては、すべての印刷物に強制的に出所情報（PC名・ユーザー名・日時）を自動記載する機能や、誰が・いつ・どのようなファイルを印刷したかを記録・収集する機能を提供。コスト削減では、指定部門だけカラー印刷を禁止する機能や、印刷枚数を制限する機能、トナー制限機能などを提供。これらにより、平均20～50％の印刷コスト削減が可能になるという。

　また「まとめ印刷機能」により、ExcelやPowerPointなど異なるアプリケーションの合成ドキュメント作成も実現。作業工程の大幅削減も可能とする。オプションとして、プリンタの利用状況や紙の使用量、紙媒体におけるセキュリティ対策の現状を調査するサービスも提供。評価した結果から対応策と、継続運用のための体制構築・運用方法に関する支援も実施する。

　価格は、管理対象規模により変動する「月額基本料金」と、管理対象ごとに設定される「月額サービス料金」の合計となる。参考としては、PC500台以上の契約で、月額サービス料金が300円（税別）となる予定。日本ユニシスでは、今後3年間で1億円の売り上げをめざす。