日本ユニシスが「Netezza DWH構築サービス」、テンプレートで運用を自動化

　日本ユニシス株式会社は9月9日、短期間かつ低コストでデータウェアハウス（DWH）システムを実現する「Netezza DWH構築サービス」を提供開始した。

　同サービスは、Netezza DWHの構築サービス。日本ユニシスの構築実績を基に独自のシステムテンプレートを開発したのが特徴。これを用いることで、データ収集・形式の変換・データ連携・運用管理といったDWH導入のハードルを下げ、短期間かつ低コストの構築を実現するという。

　具体的には、既存のデータベース設計情報を基に最適なテーブル設計を行う「データベース構築支援」、データ連携・バックアップ・障害監視など日々の運用を自動化する「運用構築支援」、過去データをNetezza製品へ格納する初期データ移行を行う「データ移行支援」、ユーザー自身でメンテナンスできるよう構築・運用の実施方法を説明する「スキル習得支援」を行う。

　テンプレートが用意されたのは、運用構築支援における「データ連携」「運用管理」「障害監視」の3点。データ連携では、ソースファイルの取得、最適なSQLの生成、データ変換などのSQL処理、処理済みデータの他システムへの転送などを自動化する機能を搭載。運用管理では、システム処理、ディスク管理、統計情報取得、ログファイル管理、バックアップを自動化。障害監視では、システムログ監視、障害検知、メール通知を自動化する。

　日本ユニシスでは、Netezza製品の販売と今回の構築サービスなどで、今後3年間に50億円の売り上げをめざす。