オレンジソフト、メール誤送信防止の新製品-最大2倍の処理性能
株式会社オレンジソフトは9月10日、メール誤送信対策アプライアンス「BRODIAEA safeAttach」シリーズの新モデル「同 HX2」を発表した。最大2倍の性能向上を果たしたのが特徴。同日より販売開始する。併せて、BCC化機能などを搭載する新システムソフトのリリース予定も明らかにした。
BRODIAEA safeAttachシリーズは、添付ファイルの暗号化をメールサーバー側で行うメール誤送信対策アプライアンス。新モデルの同 HX2は、ハイエンドモデル「BRODIAEA safeAttach HA」の後継となり、HDD容量を1TBに、メモリ容量を8GBに拡張し、CPUをクアッドコアのXeon 5500番台×2にアップグレードしたのが特徴。これらにより、同 HAと比較してメール配送性能を最大2倍に向上している。
新モデルの本体価格は、300万円(税別)。
これに併せ、BRODIAEA safeAttachシステムソフトのバージョンアップも発表。新版となる「V2.0」では、従来の添付ファイル暗号化に加え、メール本文の暗号化にも対応するほか、「ZIP形式では不安」というユーザーの声に応え、AES 256ビットに対応。また、誤ってTo/Ccに設定してしまったアドレスをBccに強制変換する機能も搭載する。12月のリリース予定で、BRODIAEA safeAttach全モデルに適用される。
さらに今後の方針としては、システムソフトV3.0において、「時間差配送機能」を搭載予定。BRODIAEA safeAttach HX2のHDD容量拡張により、大容量のメールを保留することが可能になるという。今後もいち早く機能拡充を図る方針で、同 HX2については2010年3月末までに100台の販売を計画する。
2009/9/10 16:08