日本HPと日本オラクル、製造業の生産現場に向けた「見える化」支援ソリューション
日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)と日本オラクル株式会社は9月10日、製造業の生産現場向けに「見える化」支援ソリューションを提供開始すると発表した。
このソリューションは、日本HPの生産・工程管理システム製品「HP Fab Master」と日本オラクルの「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」(以下、Oracle BI Suite EE Plus)を組み合わせたもの。半導体、液晶パネル、薄型ディスプレイ、二次電池(充電式電池)などの生産現場において、生産工程の情報一元管理を実現し、「見える化」を支援する。
HP Fab Masterは、生産工程を一元管理するMOM(Manufacturing Operations Management)製品で、製造業での15年以上に及ぶ実績をもとに、大規模量産工場や変更の多い試作ラインなどのデータ取得を適切に行えるため、情報や製造物の整流化とフィルタリングの役割を担える。また、ここで取得したデータは、製品が工場から出荷された後、トレーサビリティ管理情報として数十年間保持できる形式へと変換され、日本HPのテープ装置を生かした低コストの保存手段と併用し、確実な保持を実現するという。
さらに同製品とOracle BI Suite EE Plusを連携させると、日々改善される業務に適したレポートや管理指標を、各職責に応じてカスタマイズされた、リアルタイムの「見える化」ダッシュボードから確認できるとのこと。
2009/9/11 11:46