日立情報とラック、BCMを包括支援-実践型教育サービスなど提供
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株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)と株式会社ラックは9月10日、事業継続管理(BCM)構築ソリューションで協業すると発表した。実践型教育からコンサルティング、ITシステムまでBCM導入をワンストップで提供する。
両社は、BCMの正確かつ短期間での構築には、キーパーソンの育成が不可欠と考え、まずBCM教育の充実について協業を行う。日立情報が強みとする在宅勤務ソリューションやデータセンターなどの「ITシステム構築・運用」と、ラックが強みとする事業継続に関する「コンサルティング」や、「緊急対応支援サービス」などのセキュリティ関連ノウハウを結集。ユーザー企業の実務に則したBCMの基礎計画を策定する「実習型教育サービス」として、10月下旬より提供する。これにより、企業は英国のBCM規格「BS25999」に準拠した正しい知識を習得できるとともに、それぞれの状況に適したBCM構築に速やかに取り組めるとしている。
さらに、組織に有用なBCMの構築・運用に必要なサービスを体系化し、「BCM構築支援ソリューション」としてワンストップに提供。従来のように教育、コンサルティング、ITシステム構築・運用を別々のベンダーに依頼するよりも、BCM担当者の負担を軽減し、BCM構築の全体スケジュールを短縮することも可能という。
協業を通じて、両社は今後3年間で累計5億円の売り上げをめざす。
2009/9/11 15:50