日本HP、3D画像や動画も共有できるビデオ会議製品「HP SkyRoom」


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は9月28日、3Dコンテンツや映像もスムーズに共有できる開発者向けデスクトップビデオ会議ソリューション「HP SkyRoom」を発表した。10月15日より、HP SkyRoomソフト、専用ハードウェアキット(Webカメラ+ヘッドセットオプション)の提供を開始。10月上旬以降には、ワークステーション製品にソフトを無償バンドルした製品も発売する。

 HP SkyRoomは、企業のLAN環境で利用でき、3D画像や動画などの大容量データも共有できるデスクトップビデオ会議ソリューション。設計開発者・デザイナー・技術者・医療関係者など、設計図や製品の詳細部分を確認しながら会議を行う用途に応える。

 各出席者のデスクトップに共通のスクリーンイメージを転送するデスクトップ共有ツールを搭載。独自の圧縮技術「HP3テクノロジー」により、転送データは高圧縮率かつ高速にエンコードされるため、スムーズな表示が行える。インターフェイスもシンプルに、アイコンをクリックするだけでデスクトップ画面を会議出席者とリアルタイム共有できるなど、直感的な操作を実現。JabberベースのサーバーやMicrosoft Office Communicatorを併用することで、メンバーの接続状況を簡単に確認できるようにもなっている。

 最大4拠点の接続に対応。1拠点あたりの最大解像度は960×720ドットの15fpsで、ネットワークの状況などに応じて、最小160×120ドットの低解像度に変更することも可能。

 価格はHP SkyRoomソフトが1万7850円、専用ハードウェアキットが1万500円。

 10月上旬以降、ワークステーションとのバンドル製品も提供する。対象機種は「HP xw4600」「HP Z400」「HP Z600」「HP Z800」。専用端末を必要としないため、低コストに手軽に導入可能だとしている。


(川島 弘之)

2009/9/28 16:46