OKINET、PCなどの電源設定を統合管理するソフト「CoolClover」


エンドユーザー向けの画面イメージ

 沖電気ネットワークインテグレーション株式会社(以下、OKINET)は10月1日、IT機器エネルギー管理ソフトウェア「CoolClover」を発表した。10月20日より提供を開始する。

 CoolCloverは、PCなど、オフィス内のIT機器の電源設定をネットワーク経由で統合管理するエネルギー管理ソフトウェア。管理対象となるPCにエージェントソフトウェアをインストールすることで、電源設定などをネットワーク経由で一元的に制御し、利便性を低下させることなく、省エネルギー化を実現するという。

 エンドユーザー向けには、PCに表示される「クールボタン」をクリックすることにより、離席する際などに、PCを簡単に省エネモードに切り替える機能を搭載。また、各PCの消費電力やCO2排出量などの情報を定期的に管理サーバーに蓄積し、これをもとに省エネ貢献度を算出して、ランキング形式で表示する機能も備えた。OKINETでは、こうした機能を利用すれば、環境に対する意識改革などにも役立つとしている。

 価格は、最大利用PC数1000台の場合で100万円(税別)。OKINETでは、今後3年間で3億円の売り上げを見込んでいる。


(石井 一志)

2009/10/1 16:44