APCジャパン、データセンター向け大容量UPS「Symmetra PX 160kW」

　株式会社エーピーシー・ジャパン（APCジャパン）は10月15日、大容量UPS「Symmetra PX 160kW」を発表した。11月4日より販売を開始する。

　Symmetra PX 160kWは、同社のモジュール型UPS「Symmetra PX」シリーズの大容量帯に位置する製品。Symmetra PXシリーズは、システムを構成する「パワーモジュール（UPS部分）」「バッテリモジュール（電池部分）」「インテリジェンスモジュール（制御の頭脳部分）」をモジュール化したUPS。モジュール化していることで、必要な電源容量を段階的に増設できるのが特長。

　Symmetra PX 160kWは、16kWのパワーモジュールを、最小2基（32kW）から最大10基（160kW）まで段階的な増設に対応。また、ラックへの給電ブレーカー部分である出力分岐回路もモジュール化しているので、給電を止めることなく電源や回路の交換や増設が可能となっている。同社では、パワーモジュールを10基、バッテリモジュールを最大数の36基搭載した場合、160kWのサーバー機器の電源バックアップを約21分間確保できると紹介している。

　価格は、約800万円（電源容量32kWのIT機器を5分バックアップする設定の場合）。