ベンチャーの米Zetta、企業向けのクラウドNASサービス開始

　ベンチャー企業の米Zettaは10月21日（米国時間）、企業向けクラウドストレージサービス「Zetta Enterprise Storage Cloud」を正式発表、提供を開始した。企業向けに設計したサービスで、暗号化などの機能を提供する。

　Zetta Enterprise Storage Cloudは、企業向けのクラウドNASサービスで、セキュリティ、データ一貫性、パフォーマンス、拡張性などのエンタープライズ機能が特徴。これまで数カ月間テスト運行をしてきた。

　ファイルシステムはCIFS、NFS、FTP、iSCSI（予定）などの標準を採用。ストレージインターフェイスを再度プログラムすることなくプラグ＆プレイで統合できる。WAN、専用回路、データセンター内回路の3種類の接続形態を提供し、帯域と遅延の要求に合わせて選択できる。

　データ暗号化、論理的なサービス分割、3つの手法でのデータパリティ保護などのセキュリティを提供。セキュリティとプライバシーという企業の懸念に対応する。またスナップショットなど復旧機能も備えており、賠償付きでサービス保証も提供する。

　価格は月額1GBあたり0.25ドルから（最大1TBまで）。期間と容量に応じて割引がある。