ウイングアーク、“チャートでデータ分析”を実現するOLAPツール機能強化版
ウイングアークテクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク)は11月2日、「チャートによるデータ分析」を実現するチャートOLAPツールの機能強化版「Dr.Sum EA Datalizer MotionChart Ver3.0SP2(以下、MotionChart)」を出荷開始した。価格は100万円(税別)/サーバー。
「Dr.Sum EA」は、業務現場から経営層まで全社でのデータ活用を実現するデータ活用ソリューション。さまざまなインターフェイスオプションを提供するのが特徴だ。今回のMotionChartは、Dr.Sum EAエンジンから読み込んだ集計データを可視化する「Dr.Sum EA Datalizer」と組み合わせ、簡単なマウス操作でダイナミックチャート付きのレポートを作成するほか、チャート上でのOLAP操作(ドリルダウン/スルーなど)により直感的なデータ分析を可能とする製品。
新版では、チャートを使用したデータの絞り込み・比較・抽出機能を強化。チャート上でのマウス操作でデータの選択、絞り込み、データ間の相対比較、絶対比較、ソート、集計などが可能になった。
また、チャート種類の変更やラベル表示などもワンクリックで直感的に行えるアイコンを追加したほか、チャート操作(チャートの分割、軸の最大・最小値設定、線種の変更、操作の取り消しなど)を動的に行うためのツールメニューを追加。さらにチャート操作の状態を保存し、次のレポート参照時にその状態で表示させる機能や、保存した状態をナレッジとして他メンバーと共有する機能なども盛り込まれた。
ウイングアークでは、チャートを活用してデータを可視化できるため、数字だけでは気づかないデータの変化を直感的につかみ、その情報を論理的に分析することが可能になるとしている。同社のWebサイト上では、新製品の機能強化を実感できるデモ体験サイトも用意されている。
2009/11/2 12:22