日立電線、30Wの高出力なPoE給電に対応したGbEスイッチ


Apresia5412GT-PoE

 日立電線株式会社は11月4日、30WのPoE(Power over Ethernet)給電が可能なスイッチ「Apresia5412GT-PoE」を発表した。同日より販売を開始する。

 Apresia5412GT-PoEは、PoE給電に対応したGigabit Ethernet(GbE)スイッチ。8基備える1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートは、Ethernetケーブル経由で、30Wの給電が可能な「PoE+」をサポートしており、IEEE 802.11n対応無線LANアクセスポイントなど、これまでよりも消費電力の大きな機器に対しても、1本のケーブルで電力を供給できる。

 また、アップリンク向けに4基のSFPを備えるほか、OSには「AEOS 7」を採用しているため、障害時の高速切り替え機能「MMRP-Plus」、ネットワークセキュリティ機能「AccessDefender」などの利用も可能になっている。さらに、ライセンスの追加によって、RIP/RIP2、OSPFv2、IGMPv2などをサポートするフルレイヤ3スイッチへのアップグレードもでき、端末500台程度の、中規模ネットワークにおけるコアスイッチとしても利用できるとのこと。

 価格は、スイッチ本体が40万円(税別)から、レイヤ3へのアップグレードライセンスが20万円(税別)。


(石井 一志)

2009/11/4 12:20