トレンドマイクロ、コラボレーション環境を総合的に防御するソフトウェアスイート
トレンドマイクロ株式会社は11月9日、コラボレーション環境を保護するセキュリティソフトウェア「Trend Micro Collaboration Security」を発表した。インスタントメッセンジャー(IM)、メール、社内ポータルを総合的に防御するための製品。12月18日より販売を開始する。
Trend Micro Collaboration Securityは、社内のコラボレーション環境を総合的に守るためのセキュリティソフトウェア。IM環境向け「IM Security for Microsoft Office Communications Server(OCS)」、メール環境向け「InterScan for Microsoft Exchange」、ポータル向け「PortalProtect」をセットにして提供する。
このうち、IM Security for Microsoft OCSは新規に提供される製品。OCS 2007のIM機能において、URLが含まれたメッセージを送信した際に、Webレピュテーション技術を使用し、マルウェアの感染源となるWebサイトやフィッシングサイトを識別して、サーバー側でメッセージをブロックできる。また、コンテンツフィルタによる情報漏えい対策機能も備えた。
InterScan for Microsoft Exchangeでは、Exchange Server環境向けに、Webレピュテーション技術を使った迷惑メール(スパム)対策機能、メールコンテンツフィルタ機能による情報漏えい防止機能などを提供。PortalProtectでは、SharePoint Server環境のセキュリティ向上を実現する。
参考価格はアカウント数によって変動するが、1000~1999アカウントの場合では、1アカウントあたり1860円(税別)。なお、InterScan for Microsoft Exchangeなどの既存製品を単体で導入しているユーザーは、Trend Micro Collaboration Securityを半額で購入できる。
トレンドマイクロでは、今後1年間で4億5000万円の販売を目指している。
2009/11/9 11:45