給与明細を電子化・配信する「Web給金帳」新版、操作性を一新


Web給金帳 V3
メイン画面

 株式会社インターコムは11月10日、給与・賞与明細書や源泉徴収票などを電子化して、PC・携帯電話・複合機へ自動配信するソフトの新版「Web給金帳 V3」を発表した。11月25日より販売開始する。

 Web給金帳は、給与・賞与明細書などをPDF化し、あらかじめ設定された方法(メール・Web配信など)で各社員へ自動配布する製品。新版では、操作画面を一新し、導入・運用方法を改善した。インストールはウィザード形式で、項目を選択していくだけで完了。毎月の運用も、給与計算ソフトからのデータ読み込み、電子化、配信という3ステップで行え、「社員500人の企業で10分程度」(同社)という軽快さを実現した。

 配布方法は、PC向けメール配信/Web配信、携帯電話向けメール配信/Web配信、複合機向け配信、専用帳票印刷に対応。幅広い配布が可能なため、1人1台のPCがない環境でも利用できるとしている。

 連携する給与計算ソフトは、OBCの「給与奉行」、PCAの「PCA給与」、応研の「給与大臣」、弥生の「弥生給与」、NECの「EXPLANNER/Ai」。これらで作成した給与明細データを、データベースダイレクト連携やCSV連携により、Web給金帳 V3に取り込むことが可能。各給与計算ソフトが使用する標準明細書フォームを搭載するため、すでに給与計算ソフトを利用するユーザーはカスタマイズなしですぐに運用を開始できる。

 価格は、給与計算ソフト連携版(メール・Web配信対応)が36万7500円(100クライアント)から。給与計算ソフト連携版(メール配信対応)が23万1000円(同)から、など。


(川島 弘之)

2009/11/10 15:40