日立コンサル、もしもの際の“人材活用”に着目したBCM支援サービス

　株式会社日立コンサルティング（以下、日立コンサル）は11月18日、PDCAサイクルのマネジメントで国際標準レベルにBCM（事業継続管理）を実現する「BCP（事業継続計画）リソース・マネジメント」を発表した。パンデミック対応の新サービスとして、同日より提供開始する。

　BCMの取り組みが日本よりも進んでいる海外では、PDCAマネジメントをベースに英国で策定された規格「BS25999」を中心に、BCMのISO規格化が進められている。これに伴い、日本でもより高度なBCM対応が求められるようになるという。

　BCPリソース・マネジメントは、こうした国際標準レベルのBCMを支援するサービス。BCPの策定・運用において、PDCAサイクルを適用し、「新型インフルエンザで誰かが欠員となったとき誰を代わりに補充すべきか」といった「人材の管理」までカバーするのが特徴。さらに「BS25999」準拠ツールなどを用い、事業継続にかかわる情報の共有と円滑な情報更新を行えるよう、一貫した体制作りを支援するという。

　金融、医療、製造業を中心に提供していく方針で、2010年10月末までに、同サービスを軸としたBCMビジネス全体で10億円の売り上げを目指す。