富士通、ストレージの「ETERNUS」ブランドを全世界で統一
富士通株式会社は11月18日、ストレージシステム「ETERNUS」ブランドを全世界で統一すると発表した。既存のミッドレンジシステム向け「ETERNUS4000」とエンタープライズシステム向け「同8000」を、それぞれ「ETERNUS DX400 series」「同 DX8000 series」として、同日より全世界で販売開始する。これにより、すべてのストレージシステムが全世界で「ETERNUS」ブランドに統一される形だ。
ETERNUS DX400 seriesはミッドレンジディスクアレイとして、システム規模に応じた「ETERNUS DX410/DX440」の2モデルを提供する。特徴としては、「ストレージ内部でのディスク暗号化」「用途に応じて使い分けられる5種類のバックアップ機能」「ディスクの空き容量を複数システムで共有可能にするシン・プロビジョニング機能」「FC/iSCSI両対応のディザスタリカバリ機能」「ディスクの回転を制御して省エネを実現するMAID機能」などを搭載する。
ETERNUS DX8000 seriesは、上記の機能に加え、さらなる信頼性と拡張性を備えた最大容量2.7PBのエンタープライズディスクアレイとして、「ETERNUS DX8100/DX8400/DX8700」の3モデルを提供する。信頼性に関しては、コントローラーを最大で8重化することが可能。拡張性に関しては、FC/iSCSI/OCLINK/FCLINKなどの接続インターフェイスをサポートし、最大128ポートまで拡張可能。データセンターなどの大規模システムに対応している。
富士通では、今後も信頼性・品質・性能を追求し、全世界で「ETERNUS」を拡販する意向。
2009/11/18 18:00