日本オラクルがパートナー制度を刷新、買収による製品増に対応
日本オラクル株式会社は11月19日、企業向けのビジネスパートナー制度「Oracle PartnerNetwork Specialized」を2010年2月より開始すると発表した。データベース製品への支援を中心に据えた既存の「Oracle PartnerNetwork」を刷新し、対象範囲をミドルウェア、アプリケーション、インダストリーといった各分野にまで拡大する。
米Oracleでは、数多くの買収によってさまざまな企業を傘下に収め、ポートフォリオを拡大しているが、今回のパートナー制度の変更は、これに対応したもの。パートナーが、日本オラクル製品を活用して専門性を強化することを支援するほか、ユーザー企業の課題解決に適したパートナーとソリューションの選択支援、プロモーション支援などを目的とする。
Oracle PartnerNetwork Specializedでは、パートナー企業の専門性強化を支援するために、日本オラクルの主力製品やインダストリーソリューションを中心に、約30種類の専門領域カテゴリ「Specialization」を新設。Specialization別の認定制度も導入する。
またこの新プログラムでは、顧客事例などのビジネス面と日本オラクル製品、ソリューションのスペシャリストとしてのコンピテンシー面を評価するとのことで、パートナー企業が推進する専門領域と、取得済みのSpecializationの数に応じて、Silver、Gold、Platinumの3段階のレベルを用意した。
なお、アプリケーション製品と一部のテクノロジー製品の販売にはSpecializationの取得が必要になる。
2009/11/19 18:50