富士ゼロックス、社内規定やマニュアル文書の作成・管理を支援するソフト
富士ゼロックス株式会社は11月27日、社内規定や業務マニュアルなどの作成・管理を支援するソフト「Apeos PEMaster Manual Weaver2.0」を発表した。12月8日より販売を開始する。
Apeos PEMaster Manual Weaver 2.0は、規定・マニュアル文書の作成と管理業務の効率化を支援するためのソフト。文書の作成から、版管理、変更履歴管理などの効率化作業を支援できる特徴を持っているので、厳しく法律により規制され、改訂もひんぱんに行われる金融、運輸、医薬やその他の製造業などにおいて、特に有効に利用できるという。
機能のうち「作成」については、編・章・節などがすでにきちんと整形されているので、レイアウトなどを気にせず簡単に入力可能。また、所定のフォーマットに入力すれば、HTMLやPDFといった形式のデータを自動生成できることから、イントラネット掲載用、印刷用のデータとしてすぐに活用できる。作成自体も、編・章・節などの単位ごとに行え、更新作業のロードを軽減可能とした。
「管理」についても、編・章・節などの単位の新旧データを一元管理する機能を備えた。規定が改訂される際に、改定履歴や差分を自動的に登録する仕組みを採用しており、変更個所を新旧比較で容易に確認可能。過去の統制状況の迅速な説明を行える。
さらに金融機関向けには、金融財政総合研究所との協業により、銀行の標準的な2200項目あまりの業務一覧テンプレートと主要業務のプロセスフローをオプションとして用意。加えて、導入前の更新手順や改定時の入力基準策定のアドバイス、コンテンツの設計やデータ移行、導入前・導入後の教育など、一連のサービスメニューを提供できる。
なお製品は、サーバーライセンスとユーザーライセンスから構成される。価格は、サーバーライセンスが300万円(税別)/台、ユーザーライセンスが10ユーザーの場合で20万円(同)から。
2009/11/27 15:09