米IBM、「Tivoli Monitoring」のSaaS版を発表


 米IBMは12月8日(米国時間)、データセンターの監視機能をSaaSとして提供する「Tivoli Live Monitoring Service」を発表した。エンタープライズ級のモニタリング機能を手軽に導入できるという。同日提供を開始した。

 データセンターの運行を監視する「IBM Tivoli Monitoring 6.2.1」「IBM Tivoli Monitoring for Microsoft Applications 6.2」「IBM Tivoli Composite Application Manager for Applications 6.2」などのソフトウェアを事前に設定し、IBMのクラウド上で配信する。

 管理者は同サービスを利用して、アプリケーションの可用性に脅威となるボトルネックや障害が生じる可能性がある個所を検出、対応措置をとることができる。リソース不足などの潜在的な問題を検出すると警告を出すとともに、関連情報を提供し、分析と問題への対応を支援する。これによって、予算を管理しつつデータセンタープロセスの自動化を進めることができるとしている。

 Tivoli Live Monitoringは、OS/デバイス向けのエージェントレスの監視機能「Touchless Monitoring」、アプリケーション向けの監視機能「Distributed Monitoring」の2種類から選択できる。ともに、最大500までのリソースをモニタリング可能で、レポーティングサービスを含む。

 価格は、Touchlessが1リソースにつき月額44ドル、Distributedは同58ドルから(24時間365日の電話/電子メールによるサポート付き)。別途初期設定費用が必要。



(Infostand)

2009/12/9 09:00