日立情報、SaaS型のPCログ収集・管理分析サービス－違反のアラート通知機能も

　株式会社日立情報システムズ（以下、日立情報）は12月17日、SaaS型PCログ収集・管理分析サービスを同日より開始すると発表した。クライアントPCにおけるメール、Web、各種ソフトなどの利用状況を把握することにより、コンプライアンス強化や業務効率の向上などが図れるという。価格はクライアントPC1台あたり1260円/月から。

　今回提供されるサービスでは、プリンタ、外部記憶装置、メール、Web、ソフトといった5種類の利用ログを収集し、それぞれを見やすい形でレポート化する。こうしたエンドユーザーの利用状況の把握によって、私用でのメールやWebの利用を抑制し、務効率の向上につなげられるという。また、あらかじめ特定の操作を禁止する設定も可能で、その操作が行われた場合には管理者にアラート通知する機能を備えているため、情報漏えいリスクの早期発見・対策が可能とのこと。

　導入にあたっては、SaaS型のためユーザー企業がシステムを設置する必要はなく、申し込みから最短2週間での短期導入が可能となっている。

　日立情報では、中小企業などを中心に、すでに提供している迷惑メール対策、URLフィルタリングといったサービスとあわせて拡販を図る計画。2010年3月までに、500社への導入、累計で10億円の売り上げを見込んでいる。