リコー、カラー70枚/分のデジタル複合機「imagio MP C7501シリーズ」など


imagio MP C7501シリーズ

 株式会社リコーは、A3対応のカラーデジタル複合機「imagio MP C7501シリーズ」「同 MP C6001シリーズ」を発表した。前者はカラー70枚/分、モノクロ75枚/分、後者はカラー、モノクロともに60枚/分の高速機で、計4モデルを1月20日に発売する。

 新製品は「imagio MP C7500/6000シリーズ」の後継として提供され、C7501シリーズでは60枚/分から70枚/分へ、C6001シリーズは50枚/分から60枚/分へ、カラー印刷速度が高速化された。さらに、ウォームアップ時間が短縮されたほか、スキャナ機能搭載機では、200dpiでの両面読み取り速度が、カラー115ページ/分、モノクロ125ページ/分への高速化を実現している。消費電力についても、従来機より15%削減。操作部には8.5型のフルカラータッチパネルを搭載し、操作性を追求した。

 またオプションの利用により、番号の押し間違いを防止するための「あて先繰り返し入力機能」、ICカード認証による利用制限などのセキュリティ機能を搭載可能。米Electronics For Imagingのコントローラを搭載した「imagio プリンターユニット タイプF4010」(2010年春発売予定)を搭載すれば、カラーマネジメント機能や多彩な編集機能を活用した高品質印刷も実現できるとしている。

 インターフェイスは、標準で100BASE-TX/10BASE-TとUSB 2.0を備え、オプションでGigabit Ethernetやパラレル、無線LAN、Bluetoothにも対応する。給紙容量は標準で2300枚。増設用に、大量給紙トレイ(4000枚)やワイド大量給紙トレイ(2000枚)が用意される。

 ラインアップと価格は、コピー機能のみの「C7501」が378万円(税別)、「C6001」が278万円(同)。プリンタ・スキャナ機能も備えた「C7501SP」が398万円(同)、「C6001SP」が298万円(同)。FAX機能は全モデルともオプション。リコーは、4モデル合計で付きに500台の販売を見込んでいる。


(石井 一志)

2010/1/13 17:00