網屋、対応環境や検索機能を強化したサーバーアクセスログ監査ツール新版


 株式会社網屋は1月14日、サーバーアクセスログ監査ツールの新版「ALogコンバータ Ver.3.4」を発表した。Windows 7対応などによりログ収集対象を増加させたほか、UTF-8をサポートし、多国語に対応した点が特徴という。

 ALogコンバータは、エージェントレスでサーバーアクセスログの収集が可能なソフトウェア。クライアントPCからのファイルアクセス、ログオンなどの操作ログをサーバーから取得し、軽量のログファイルに変換して保存する。また、このログファイルを検索したり分析したりする機能も備えている。

 新版では、Windows版ではWindows 7に、NetApp版ではOntap 7.3.2 Server、Ontap 7.2.7 Serverに対応するなど、アクセスログ分析の対象OSを増加させたほか、NetApp版では、従来のCIFSに加えてNFSに対応した。加えて、UTF-8をサポートしたため、多国語のファイルのアクセスログ収集を、文字化けせずに行えるようになっている。

 また、アクセスログ検索システムについても改良が行われた。具体的には、不正アクセスを自動的にファイル化する監視レポートに、題名や概要などを自由に挿入できる「報告書作成機能」を追加。監視レポートについては「詳細出力モード」が追加され、従来の「件数」だけの出力のみならず、アクセスログの詳細内容もファイルか可能になった。このほか検索システムでは、「高度な検索モード」の追加により、複数選択や検索の時間指定も可能になっている。


(石井 一志)

2010/1/14 15:19