日立システム、SaaS形式のエンドポイント管理サービス「EdgeScreen」
株式会社日立システムアンドサービス(以下、日立システム)は2月1日、SaaS形式のエンドポイントセキュリティサービス「EdgeScreen」を発表した。主に、中堅・中小企業や支社、営業所などの拠点を対象としたサービスで、同日より提供を開始する。価格は月額420円/クライアントから。
EdgeScreenは、クライアントPCのセキュリティ対策、情報漏えい防止対策の運用をSaaS形式で提供するサービス。1クライアントあたりの月額料金制を採用しているため、初期費用を抑えられるほか、日立システムが運用を担当することから、運用管理面での負担も軽減できるという。
具体的なサービスとしては、Windows/Officeのセキュリティパッチ適用、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新や、外部記憶媒体の使用を禁止するデバイスコントロールなどをリモートから行う「リモート対策管理サービス」を提供。このサービスでは、クライアントPCにかかわる各種統計情報のレポートも確認できる。
また、Windows/Officeのセキュリティパッチ適用のみに絞った「セキュリティパッチ適用サービス」、レポート確認のみが可能な「エンドポイント情報取得サービス」を用意した。なおEdgeScreenは、三菱商事がマスターパートナーとなっているエンドポイント統合管理システム「BigFix」が組み込まれているとのこと。
1クライアントPCあたりの月額料金は、リモート対策管理サービスが1050円、セキュリティパッチ適用サービスが420円、エンドポイント情報取得サービスが735円。いずれも、契約は1年単位を基本とする。日立システムでは、今後3年間で約5万クライアントの販売を見込んでいる。
2010/2/1 12:54