レノボ、最新Coreシリーズなどを搭載するエントリーワークステーション
ThinkStation E20(ディスプレイは別売) |
レノボ・ジャパン株式会社(レノボ)は2月9日、エントリークラスのPCワークステーション「ThinkStation E20」を発表した。一般のデスクトップPCよりも高性能で、従来のワークステーションよりも手ごろな価格の製品を探している、CADユーザー、デジタルコンテンツクリエイターなどの使用を想定しているという。販売開始は2月下旬の予定だが、Webサイトでの直販は3月下旬ごろに開始される見込み。
ThinkStation E20は、インテルの最新CPUを搭載可能なワークステーション。Core i3-530、Core i5-660/670、Xeon 3430/3450/3470といったCPUから選択可能で、Core i3-530を除いて、ピーク稼働時の性能向上を実現するターボブーストテクノロジーにも対応する。メモリは最大16GBのDDR3メモリを、HDDは最大2TBを搭載。グラフィックス機能は、一部CPUでは内蔵機能を利用可能なほか、NVIDIA Quadro NVS295/450、NVIDIA Quadro FX380/580/1800といった拡張カードの装着も行える。
また、一部モデルでENERGY STARに適合するほか、製品の65%にリサイクル材料を使用。約2000種類に及ぶ、潜在的危険物質の有無の確認を含むGEIのテストや、米国環境保護庁のEPEAT Gold認定を取得するなど、環境に配慮した製品になっているとした。
構成はさまざま可能だが、一例として、Core i3-530(2.93GHz、ビデオ機能内蔵)、インテル 3450Expressチップセット、2GBメモリ、250GB SATA HDD(7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、Windows XP 64ビット版(Windows 7 Professional 64ビット版ダウングレード)といった構成の「422228J」で、ダイレクト価格が8万1900円。CPUをXeon 3430(2.40GHz)に変更し、NVIDIA Quadro FX380を搭載した「422229J」では、11万7600円となっている。
インターフェイスはUSB 2.0×8、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、25 in 1カードリーダ、シリアルポート、音声入出力、PCI Express x1/x16、PCI×2などを備え、セキュリティチップも搭載している。
2010/2/9 16:29