エプソン、改正労基法に対応したASP型シフト勤怠管理サービス
セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)は2月18日、ASP型シフト勤怠管理サービス「ShiftPlanner」の最新版を発表した。2010年4月施行の「労働基準法の一部を改正する法律」(以下、改正労基法)に対応したのが特長で、3月下旬より提供を開始する。
ShiftPlannerは、勤務シフト作成、出退勤打刻、勤怠実績集計を一括管理するASP型サービス。インターネット経由で勤怠情報を共有し、多拠点展開する店舗などでフレキシブルな勤怠管理を実現する。勤怠の打刻ではID/パスワード認証のほか、「FeliCa」や「おサイフケータイ」による認証にも対応し、過重労働防止に役立つ警告表示などのアラート機能を搭載する。
またエプソンの給与計算ソフト「給与応援」と、勤怠データ・従業員マスタデータを連携させることが可能。エプソンのデータセンターで自動集計された各拠点の勤怠情報を連携させることで、給与計算までの一連の処理を迅速化できるという。
新版では、改正労基法に対応。改正労基法では、時間外労働の割増賃金率が、1カ月に60時間を超える時間外労働については現行の25%から50%へ引き上げられるほか、1カ月に45時間を超える時間外労働についても25%を超える率を定める努力義務が課せられる。また、時間単位年休制度が導入されるなど、労働時間管理はこれまで以上に複雑化することが予想される。ShiftPlanner新版では、これらに対応した勤怠実績の集計・管理が可能。企業における勤怠管理の実務処理の負担を軽減するという。
1拠点あたりの価格は、初期費用が5万円(税別)、月額費用が1~19拠点の場合で5500円(同)、20~49拠点の場合で4800円(同)など。
2010/2/18 13:16