米Novellと米Citrix、クラウドと仮想化の相互運用で提携
米Novellと米Citrix Systemsは2月18日(米国時間)、仮想化とクラウドの相互運用で提携したと発表した。Novellの「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」をCitrixのハイパーバイザー向けのゲストとして認定するほか、評価ツールでも協業する。
NovellはLinuxディストリビューションのSLESを、Citrixの「XenServer」仮想化スイート上で動く“完璧なゲスト(perfect guest)”として認定する。Novellは幅広い提携を結んでいる米Microsoftに加え、昨年は米VMwareとも相互運用性で提携している。これでSLESは主要ハイパーバイザーで動くゲストOSとして最適化された唯一のLinux OSになるとしている。
提携によって、Novellのアプリケーション認定プログラム「Novell Ready for SUSE Linux Enterprise Server」の4500種以上のアプリケーションは、XenServer上のSLES仮想マシン上で動く際にCitrixの認定プログラム「Citrix Ready」として認定される。顧客に対する技術サポートも両社共同で提供する。
評価ツールでは、Novellの「PlateSpin Recon for Assessment Program」にCitrixが参加する。PlateSpin Reconはデータセンターのワークロードプロファイルなど稼動関連データを収集・分析する管理ツールで、CitrixはNovellのツールセットを利用して、仮想化、サーバー統合、クラウド評価などのサービスを顧客に提供できる。仮想化の経済効果や複雑性を評価し、最もメリットのあるアプローチを割り出すことができるという。
2010/2/22 09:00