レノボ、Core i7搭載のサブ液晶付きモバイルワークステーション


ThinkPad W701
ThinkPad W701ds

 レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は2月23日、モバイルワークステーション「ThinkPad W701」および「ThinkPad W701ds」を発表した。デジタル・コンテンツ制作、ガス・石油、CAD/CAM/EDA、ライフサイエンスなど、データやグラフィックなど大容量データを扱う業界がターゲット。3月31日より販売する予定。

 両製品ともに、Core i7-820QM(1.73GHz)とNVIDIA Quadro FX 2800Mを採用。インテル ハイパースレッディング・テクノロジーやターボ・ブースト・テクノロジーなどにより、画像のレンダリングや3D設計といった高負荷作業もスムーズという。USBポートの1つには、データ転送速度がUSB 2.0の10倍以上であるUSB 3.0を搭載し、大容量データの受け渡し時間も短縮している。

 色彩環境としては、カラー・キャリブレータを実装した17型液晶を搭載。100%の高色域を実現している。また、細かい作業をサポートするワコム製デジタイザー/ペンやテンキーを搭載するほか、ThinkPad W701dsでは17型メイン画面の右横から簡単に引き出せる10.6型のサブ画面を搭載。作業領域を拡張可能にしている。

 ThinkPad W701の仕様は、WUXGA(1920×1200ドット)表示可能な17型液晶、モバイルインテルQM57 Expressチップセット、Core i7 820QM、標準4GB/最大16GBメモリ、320GB HDD×2台、Windows 7 Professional 64ビット版などを搭載。インターフェイスに1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth、USB 2.0×3ポート、USB 2.0/e-SATAコンボ×1ポート、USB 3.0×1ポート、5in1メディアカードリーダーなどを備える。価格は42万円。

 ThinkPad W701sの仕様は、WUXGA(1920×1200ドット)表示可能な17型液晶、WXGA(768×1280ドット)表示可能な10.6型液晶、モバイルインテルQM57 Expressチップセット、Core i7 820QM、標準4GB/最大16GBメモリ、500GB HDD、Windows 7 Professional 64ビットなどを搭載。インターフェイスに1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth、USB 2.0×3ポート、USB 2.0/e-SATAコンボ×1ポート、USB 3.0×1ポート、5in1メディアカードリーダーなどを備える。価格は56万7000円。


(川島 弘之)

2010/2/23 13:29