富士通と日本オラクル、SPARC/Solarisビジネス強化を目指し開発センターを設立

　富士通株式会社と日本オラクル株式会社は3月3日、「SPARC Enterprise - Oracle Database ソリューション開発センター」を設立したと発表した。同センターを利用して、クラウドコンピューティングなどの次世代型ITインフラに対応したソリューションの検証・開発を行うとしている。

　SPARC Enterprise - Oracle Database ソリューション開発センターは、米Oracleによる米Sun Microsystems買収完了を受け、米Sunの強力なパートナーである富士通との協業をさらに強化することを目的に設立したもの。同センターでは、「SPARC Enterprise」「Oracle Exadata」「Oracle Database 11g」を活用して、次世代型ITインフラとしての性能検証や移行検証が行われる。

　性能検証では、フラッシュテクノロジーを利用したデータベース超高速化ソリューションを2010年度に実施する予定。移行検証では、SolarisやほかのUNIXプラットフォームから、SPARC EnterpriseやOracle Database 11gを活用した次世代型ITインフラへの移行検証を実施する。なお、AIXやHP-UXなどのUNIXプラットフォーム、IBM DB2などの他社データベースからの移行を推進する「Solaris移行サービス」を提供することも発表している。

　両社は、同センターでの活動を通して、SPARC/Solarisビジネスをさらに推進するとしている。