インテル、32nmプロセスの6コアXeon「Xeon 5600番台」
インテル株式会社は3月17日、サーバーおよびワークステーション向けの最新プロセッサ「インテルXeonプロセッサ5600番台(以下、Xeon 5600番台)」を発表した。
Xeon 5600番台は、32nmプロセスで製造されたNehalemアーキテクチャの2Wayシステム向けプロセッサ。開発コード名は「Westmere-EP」。プロセッサあたり最大6つのコアを搭載しており、ハイパー・スレッディング・テクノロジーと組み合わせることで、システム全体で最大24スレッド利用できるのが特長。また、L3キャッシュを12MBに拡大するなど、基本性能を向上させている。
Xeon 5500番台と比べると、電力効率が30%向上したほか、パフォーマンスは最大60%向上。機能面では、Intel TXT(Trusted Execution Technology)やIntel AES-NI(Advanced Encryption Security - New Instructions)など、セキュリティ関連の新機能が実装されている。なお、Xeon 5500番台とはソケット互換となっており、Xeon 5500番台を搭載しているシステムにXeon 5600番台を搭載することも可能。
1000個受注時の価格は、Xeon X5680(6コア、3.33GHz、TDP 130W、QPI 6.40GT/s)が15万1080円、Xeon X5670(6コア、2.93GHz、TDP 95W、QPI 6.40GT/s)が13万820円、Xeon X5660(6コア、2.80GHz、TDP 95W、QPI 6.40GT/s)が11万750円、Xeon X5650(6コア、2.66GHz、TDP 95W、QPI 6.40GT/s)が9万490円、Xeon E5640(4コア、2.66GHz、TDP 80W、QPI 5.86GT/s)が6万7590円、Xeon E5630(4コア、2.53GHz、TDP 80W、QPI 5.86GT/s)が5万60円、Xeon E5620(4コア、2.40GHz、TDP 80W、QPI 5.86GT/s)が3万5160円、Xeon X5677(4コア、3.46GHz、TDP 130W、QPI 6.40GT/s)が15万1080円、Xeon X5667(4コア、3.06GHz、TDP 95W、QPI 6.40GT/s)が13万820円、Xeon L5640(6コア、2.26GHz、TDP 60W、QPI 5.86GT/s)が9万490円、Xeon L5630(4コア、2.13GHz、TDP 40W、QPI 5.86GT/s)が5万60円、Xeon L5609(4コア、1.86GHz、TDP 40W、QPI 4.8GT/s)が3万9970円、Xeon W3680(6コア、3.33GHz、TDP 130W、QPI 6.40GT/s)が9万760円。
2010/3/17 11:00