日本HP、Xeon 5600番台搭載のx86サーバー11製品やブレードワークステーション


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は4月15日、x86サーバー「HP ProLiant」に、インテルの最新CPU「Xeon 5600番台」を搭載したモデル11製品を追加すると発表した。また同時に、Xeon 5600番台を搭載したブレードワークステーション「HP ProLiant WS460c G6」と、中小規模システム向けのSANディスクアレイ「HP StorageWorks P2000 G3 MSA FC Array System」も発表された。各製品とも同日より販売を開始する。

 今回Xeon 5600番台搭載製品が発売されたのは、タワー型が2モデル、ラック型が5モデル、サーバーブレードが4モデルの、計11モデル。タワー型では、エントリークラスの2Wayサーバー「ML330 G6」、拡張性と管理性を備えた2Wayサーバー「ML350 G6」において、新モデルを提供する。ラック型は、1Uサイズ「DL160 G6」「DL360 G6」、2Uサイズ「DL180 G6」「DL380 G6」といった2Wayサーバーや、1Uサイズの1Wayサーバー「DL320 G6」において、Xeon 5600番台搭載モデルをラインアップした。

 サーバーブレードでは、高密度型の「BL2x220c G6」、DIMMスロット×18と、最大24ポートのネットワーク拡張性を持つ「BL490c G6」などで、新モデルを提供する。

 価格例は、タワー型の「ML330 G6」が21万9450円から、ラック型の「DL160 G6」が24万1500円から、「DL380 G6」が37万650円から、サーバーブレードの「BL2x220c G6」が142万6950円から、「BL490c G6」が38万7450円から、などとなっている。出荷は「BL2x220c G6」が4月15日より、その他の10モデルが5月下旬より、それぞれ開始される。

 「WS460c G6」は、2D/3Dグラフィックス業務やマルチモニタ業務、CAEなどのコンピューティング用途に最適化された、ブレードワークステーションの最新モデル。Xeon 5600番台の搭載により、性能が向上している。価格は37万1700円からで、5月下旬の出荷開始を予定する。

 「HP StorageWorks P2000 G3 MSA FC Array System」は、「HP StorageWorks MSA2300fc」の後継として提供される、エントリークラスのSANディスクアレイ。8Gbps FC接続に対応するほか、ディスクドライブおよびディスク筐体間の接続は、6Gbps SASをサポートしており、高いパフォーマンスを実現できるという。価格は140万7000円からで、4月下旬の出荷開始となる。


(石井 一志)

2010/4/15 11:58