米NetSuite、AWSのクラウドサービスと連携可能に


 オンデマンドERPの米NetSuiteは4月15日(米国時間)、米AmazonのWebサービス子会社Amazon Web Services(AWS)との戦略的イニシアティブを発表、AWSのクラウドサービスと連携可能にする。また、パートナー企業が関連する新サービスを発表した。

 NetSuiteとAWSの連携によって、開発者はNetSuiteのクラウド開発プラットフォーム「SuiteCloud」を利用して、NetSuiteのERPとAWSのクラウドサービスを活用したアプリケーションを構築できるようになる。顧客は ITインフラのコストを抑え、管理負担を軽減できるという。

 あわせてNetSuiteは、SuiteCloudの最新版「SuiteCloud 2.0」も発表した。アップグレードなどのアプリケーション管理機能を強化したほか、ビジネスプロセスカスタマイズ、シングルサインオン認証でのクラウドとクラウドの統合などの機能を追加した。

 また同日、「SuiteCloud」のパートナー企業である米Celigoが、AWSのストレージサービス「Amazon Simple Storage Service(S3)」と接続できる技術「SuiteStorage」を発表。ユーザーは SuiteStorageを利用して、使用頻度の低いデータを安価なS3に保存し、NetSuiteから直接アクセスできる。

 オンデマンドのレポート・分析機能を開発する米GoodDataも、AWSと連携してNetSuiteユーザーがERPや CRMのデータを分析できる「GoodData for NetSuite」を発表した。

(Infostand)

2010/4/16 09:41