無料グループウェア「GRIDY」のブランドダイアログ、SaaS型業務支援新サービス


 業務支援型SaaS・クラウド事業を手掛けるブランドダイアログ株式会社は4月20日、顧客管理サービス「GRIDY CRM」、コンタクトセンターなどのサポート業務支援サービス「GRIDY CENTER」を5月12日より正式提供開始すると発表した。利用料金は、CRM、CENTERとも1レコードにつき月額10円(税別)。

 今回新たにリリースする「GRIDY CRM」「GRIDY CENTER」は、2009年9月に発表したSaaS型営業支援SFA/顧客管理CRMビジネスアプリケーション「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」の追加ビジネスアプリケーション。リリース済みのSaaS型営業支援サービス「GRIDY SFA」に続いた第2弾、第3弾のサービスとなる。

GRIDY CRMGRIDY CENTER

 ブランドダイアログの無料グループウェア「GRIDY」と業務支援サービス「GRIDY SFA」、「GRIDY CRM」、「GRIDY CENTER」は完全連携を実現。Knowledge Suiteを通じてデータベースの一元管理化が可能としたことで、顧客管理、営業進捗など、業務・組織の枠を超えた可視化が実現できるとしている。

「GRIDY CRM」では、GRIDY CRMで作成したフォームからの問い合わせ情報は、GRIDY SFAの顧客情報と連携して蓄積できる。また、GRIDY CRMで作成したフォームから取得した企業情報は、GRIDY SFAのデータベースを通じ、GRIDYグループウェアへのスケジュール登録、見積もり管理、提案書管理、アポイント後の営業日報管理などをシームレスに扱える。

 また、「GRIDY CENTER」では問い合わせ対応履歴の管理機能を搭載したほか、問い合わせ情報を営業担当者へエスカレーションすることが可能。「GRIDY SFA」との連携により、問い合わせ企業・問い合わせ企業担当者との商談履歴及び対応履歴をひも付けし、統合管理を行うことができる。

「GRIDY CRM」では、導入企業の用途に合わせて自由にカスタマイズできる問い合わせフォームやアンケートフォームを簡単に作成可能できる機能を搭載

 ブランドダイアログの無料グループウェア「GRIDY」は、利用PCにソフトウェアをインストールし、PCのCPUやHDDなど余剰リソースを仮想コンピュータのような形で研究施設などに貸出すビジネスモデルを採用。このため、無料グループウェアながらID数や使用ストレージ容量などの制限はなく、現在約6300企業が導入しているという。社内規定などでリソース貸し出しに同意できない企業向けには有料版の「GRIDY」も用意、1GBあたり月額2000円(税別)で利用できる。

 なお、ブランドダイアログは「自社へのSaaS導入、コスト削減とPDCAの高速化の実現」をテーマに、2010年5月12日から14日まで開催される「第15回 データウェアハウス & CRM EXPO(東京ビッグサイト 東2ホール)」へ出展。今回発表した「GRIDY CRM」および「GRIDY CENTER」を含めた、Knowledge Suite全ビジネスアプリケーションおよび独自開発のグリッド技術「プロモーショナルグリッド」を展示する。

ブランドダイアログの「第15回 データウェアハウス & CRM EXPO」出展ブースイメージ

(工藤 ひろえ)

2010/4/20 17:07