マクニカネットワークス、分散拠点の統合管理をサポートした仮想デスクトップソフト新版
マクニカネットワークス株式会社は4月27日、仮想デスクトップソフトウェアの新版「VDESK v3.0」を5月10日より販売開始すると発表した。Windows 7への対応などが強化されている。価格は、1ユーザーが3万9800円(税別)から、25ユーザーと管理サーバーを合わせた「スターターキット」が99万8000円(税別)から。
VDESKは、米RingCube Technologiesが開発した仮想デスクトップソフトウェア。同製品ではまず、ユーザーのデスクトップ環境を、アプリケーション、データおよび各種設定のすべてを含んだ状態で、Windows OSから分離し、仮想ワークスペースにカプセル化する。この仮想ワークスペースは、PCのディスク、USBメモリ、ネットワークストレージ、各種VDIにインストールでき、デスクトップをOSから切り離して自由に持ち運び可能。ユーザーがワークスペースを起動すると、「いつでも」「どこでも」「オフラインでも」、自分が使い慣れている個人のデスクトップを用いて作業を行えるようになるという。また、仮想ワークスペースは、モバイルシンク機能によりセンターと同期するため、リモートデスクトップ管理、デスクトップディザスタリカバリが容易に実現できる。
新版では、Windows 7に対応したほか、分散拠点の統合管理機能が追加されたことにより、グローバルに分散した拠点に管理システムをそれぞれ配置し、統合して管理できりょうになった。ストレージシステムについても、同様に分散配置と統合管理を行える。また、仮想イメージの同期とバックアップ処理時間が従来製品の平均60%まで削減されており、特にWindows 7では、90%の高速化が可能になっているとのこと。
強化された管理機能のイメージ |
2010/4/27 17:04