日立ソフト、組み込みソフト開発環境のクラウド化支援ソリューション


 日立ソフト(日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社)は5月7日、組込みソフトウェア開発環境の管理・運用を、クラウドコンピューティング技術を用いて効率化する「クラウド型 組込み開発環境ソリューション」を発表した。5月12日より提供開始する。価格は個別見積もり。

 「クラウド型 組込み開発環境ソリューション」では、クラウドコンピューティング技術を用いてインターネット経由でどこからでもアクセス可能な仮想的な開発室を構築、 ローカルに設置された開発機器をネットワーク経由でコントロールする技術と組み合わせる。

 これまで開発者個人のPC上に構築されていた 組み込みソフト開発環境をクラウドコンピュータ上に集約することで、人員増減に伴う開発資産の余剰や不足状態を軽減すると同時に、ソフトウェアのライセンス管理に関わるコストの低減も図る。また、開発ツールのバージョンなど開発環境の統一や開発情報の漏えいリスクの低減も実現するとしている。

「クラウド型 組込み開発環境ソリューション」利用イメージ

(工藤 ひろえ)

2010/5/7 14:55