CSKシステムズ、製造業向けのJD Edwards短期導入ソリューション


 株式会社CSKシステムズは5月24日、ERPの短期導入ソリューション「個別受注生産向け会計ソリューション」を開発し、本格提供を開始したと発表した。日本オラクルの中堅企業向けERPパッケージ「JD Edwards EnterpriseOne(以下、JDE)」に対応したもので、同社のパートナープログラム「Oracle Accelerate」において、「Oracle Accelerateソリューション」の1つに認定されている。

 「個別受注生産向け会計ソリューション」は、中堅規模の製造業に向けたERPの短期導入ソリューション。産業機械分野において個別受注生産形態を持つ企業を対象としており、CSKシステムズ独自の業務テンプレートを用いて、JDEの短期導入を可能にしている。また、経理部門の広範な業務対応した機能も備え、経理部門に予算策定や原価連携処理を担当させている企業、会計システムと連携する周辺システムで、多様な処理を行っている企業で、有効に利用できるとのこと。

 具体的な特徴としては、JDE以外の関連システムのデータを含め、会計データをJDE側で一元管理するため、決算処理の簡素化を実現。組織変更の前後で部門別予算・実績データを取得できる柔軟性を持つことから、予算策定や原価管理などの作業負荷も軽減できる。さらに、JDE標準機能を基本とし、アドオンを最小限に抑えているので、追加モジュールの導入やバージョンアップ対応も容易としている。


(石井 一志)

2010/5/24 13:00