日本HP、AMD製CPUを搭載した薄さ66mmのウルトラスリムデスクトップPC

液晶ディスプレイとセットで4万円台からのキャンペーンも

HP Compaq 6005 Pro US Desktop PC
液晶ディスプレイの背面にマウントした状態

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は5月27日、企業向けデスクトップPCのエントリーモデル「HP Compaq 6005 Proシリーズ」において、ラインアップを拡充すると発表した。薄さ66mmのウルトラスリムモデル「HP Compaq 6005 Pro US Desktop PC(以下、6005 Pro US)」を追加し、同日より販売を開始する。

 新たに追加された6005 Pro USは、省スペース型モデル「6005 Pro SF」と比較しても、体積比約30%、専有面積50%以下のウルトラスリム筐体を採用。専用オプションのマウントキットを用いれば、液晶ディスプレイの裏面にも装着でき、一体型PCのようにも使えるという。

 環境負荷の軽減に対して配慮されているのも特徴で、低消費電力設計のCPUや、電源変換効率87%のACアダプタの採用、独自のエアフロー設計などにより、省電力デスクトップPCの中でも低いという、通常消費電力約21Wを実現。また、構成パーツからBFR(臭素系難燃化材)とPVC(ポリ塩化ビニル)を排除し、廃棄時の環境への影響も低減した。

 価格は、シングルコアのSempron 145(2.8GHz)、AMD 785Gチップセット(ビデオ機能内蔵)、1GBメモリ(最大8GB)、160GB SATA HDD(7200rpm)、DVD-ROM、Windows Vista Home Basicといった最小構成で5万2500円から。

 CTOに対応するため、CPUやメモリ、HDD/SSD、光学ドライブ、OS、Microsoft Officeの追加といったカスタマイズが可能で、Athlon II X2 B24(3.0GHz)/B26(3.2GHz)といったデュアルコアCPUも搭載できる。

 インターフェイスは、USB 2.0×10、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、PS/2×2、アナログRGB、DisplayPort、音声入出力などを備えた。

 なお日本HPでは、同製品の発売を記念し、液晶ディスプレイをセットにした2000台限定のキャンペーンも開始する。価格は、最小構成の本体と「I・O DATA 18.5型ワイドLCD-AD191XHB」をセットにして、4万7250円から。液晶ディスプレイはこのほか、17型や19型、23型なども選択可能だ。


(石井 一志)

2010/5/27 12:18