米Oracle、豪eServGlobalから通信事業者向け課金技術を買収


 米Oracleは5月26日(米国時間)、オーストラリアのeServGlobalから通信事業者向けのプリペイド課金サービス技術を買収すると発表した。買収額などの詳細は公表していない。モバイルなど通信向けソリューションを拡充する狙い。規制当局の承認などをへて、2010年後半に完了の見込み。

 買収するのは、eServGlobalの「Universal Service Platform(USP)」ソフトウェア資産。プリペイド課金アプリケーション、ネットワークサービスプラットフォーム、メッセージゲートウェイを含み、「ChargingMax」「NumberMax」「uVOMS」「MessageMax」「PromoMax Express」「UMS」「Social Relationship Management」などの製品で構成される。世界約25社のティア1プロバイダに採用されている。

 Oracleは、通信向けの課金・売り上げ管理アプリケーション「Oracle Communications Billing and Revenue Management」を持っており、USPを取得することで、プリペイド、ポストペイドの両方に対応した課金アプリケーションを提供できる。可用性、拡張性、オープン性を持ったキャリア級のプリペイドソフトウェアによって、柔軟なITベースのプリペイドシステムへの移行を加速するとしている。

(Infostand)

2010/5/31 09:33