サイバートラスト、iPadの端末認証で安全なリモートアクセスを実現


 サイバートラスト株式会社は6月1日、デバイス認証用証明書発行管理サービス「サイバートラスト デバイスID」が、iPad(Wi-FI/3Gモデル)の「Over-the-Air Enrollment&Configuration(以下、OTA)」に対応したと発表した。

 サイバートラスト デバイスIDは、端末認証を実施したい企業向けにRA(登録局)をホスティング提供することで、端末レベルでの認証・アクセス制御を実現。ネットワークアクセス時の端末認証により、不正な持ち込みPCによるアクセスを排除できるサービス。

 同サービスがiPadのOTAに対応したことで、対象となるiPadの端末識別情報から端末を厳格に確認した上で、iPad内で鍵を生成し電子証明をインストールできる。これにより、VPNアクセスや無線LANアクセスの際にPKIを用いた強固な端末認証を実現。VPN設定やWi-Fi設定などを制御する構成プロファイルも同時にインストールできるため、ユーザーが個々にネットワーク設定することなく、安全・簡易に企業が許可したiPadのみを社内ネットワークへアクセスさせられる。

 さらに構成プロファイルでは、iPadのパスワードポリシー設定、App Store、iTunesの利用禁止なども行え、業務専用端末として利用する際の基本的なカスタマイズが容易に実施可能という。

 iPadのOTAは、サイバートラスト デバイスIDのオプションサービスとして提供する。


(川島 弘之)

2010/6/1 12:29