日本HPと日本オラクル、中堅向け業務アプリ分野でパートナー支援を強化

　日本ヒューレット・パッカード株式会社（以下、日本HP）と日本オラクル株式会社は4月22日、中堅企業向け業務アプリケーションの分野で協業し、パートナー向けの新プログラムを開始すると発表した。

　日本オラクルでは、中堅企業向け業務アプリケーションにおけるパートナー支援プログラム「Oracle Accelerate」を展開し、現在14社が同プログラムに参画している。一方日本HPでも、グローバルレベルで米HPが「Oracle Accelerate」に賛同しており、テクノロジーパートナーの立場で、各地域・国レベルにおいてOracleと同プログラムを推進している。

　こうした背景の中、両社では今回、日本での中堅企業の業務システム導入をいっそう支援するために、「HP Oracle Accelerate Program」を4月22日より提供開始することにした。この新プログラムは、Oracle Accelerateの参画パートナー向けに、技術支援と営業マーケティング支援を行うもの。特に、中堅企業向けERPアプリケーション「JD Edwards EnterpriseOne」を中心に、プログラムを推進するという。

　具体的には、日本HPと日本オラクルの共同技術支援センター「HP Oracle Applications Solution Center」を活用し、ハードウェア構成に関するアドバイス、サイジングなどのサービスを提供。また、市ヶ谷の日本HP本社内に検証施設を開設し、「Oracle Accelerate」参画パートナーが開発した短期導入テンプレートの検証、各テンプレートにあわせた、日本HP製ハードウェアを用いる推奨構成の作成支援などを実施する。加えて、JD Edwards EnterpriseOneのインストールサービス「JD Edwardsインストールサービス」を、日本HPがパートナー向けに提供する予定。

　営業マーケティング支援では、日本HP、日本オラクル、パートナー3社でのセミナー共同開催、イベントの開催、カタログ作成などを行うほか、具体的な営業案件での検証に用いるサーバーを、無償で貸し出すプログラムも提供する。

　なお新プログラムでは、すでに、アクセンチュア、ソピア、伊藤忠テクノソリューションズをはじめとした6社が参加する予定になっている。