HDE、メール一斉配信のボトルネックを調査するコンサルサービス
株式会社HDEは4月24日、メールシステム運用に関するさまざまなノウハウを提供する「HDEメールコンサルティングサービス」を発表した。第1弾として、メール配信システムを導入するユーザーに対し、配信環境の調査を行い、配信におけるボトルネックをレポートする「配信環境調査コンサルティングサービス」を、4月27日から提供する。
メールの一斉配信を行う際、安定して高速に送信することは難しく、十分な対策がされていない状態で一度に大量な配信を行うと、メールが大幅に遅延したり、届かないまま消えたりすることがある。また、大量のエラーメールを含む一斉配信を行った場合に、迷惑メール配信業者と判断され、サーバーがブラックリストに登録されてしまう可能性もあるという。
そこで配信環境調査コンサルティングサービスでは、HDEのメール配信ノウハウを基に既存メールシステムの問題点を調査し、ボトルネックなどをレポートする。過去の事例では、こうした対応によってメール配信速度が最大6倍になったこともあるという。
従来、このようなコンサルティングサービスは同社製品ユーザーのみに提供していたが、今回「HDEメールコンサルティングサービス」として独立させ、同社製品の導入を前提とせずに提供する方針。これにより、環境改善のみをHDEにアウトソースするといった利用が可能になる。ボトルネックに対する改善策の実施も、別途提供可能とのこと。
配信環境調査コンサルティングサービスの参考価格は100万円から。配信環境により異なる。
2009/4/24 18:14