データコア、64ビット環境に対応したストレージサーバー構築用ソフト


 データコア・ソフトウェア株式会社(データコア)は5月7日、ストレージサーバー構築ソフトの新版「SANmelody 3.0」「SANsymphony 7.0」を発表した。同日より出荷を開始する。

 SANsymphonyとSANmelodyは、IAサーバーをベースにストレージサーバーを構成するためのソフト。安価なIAサーバーをベースにすることで、ストレージサーバー環境を安価に構築できる点が特徴という。SANsymphonyが主に大規模向け、SANmelodyが主に中小規模向けで、Windows OS上でストレージ仮想化コントローラとして動作し、企業内のストレージリソースを管理することができる。

 今回の新版では、いずれも64ビット版のWindows Server 2008をサポートし、1TBの大容量キャッシュに対応するなど、仮想化ストレージとしてのパフォーマンスとスケーラビリティが強化された。また、iSCSIと8GbpsまでのFC HBAに対応し、要件にあわせた柔軟な構成が可能になっている。

 加えて、従来版でも提供されていたシンプロビジョニング機能では、使われていない領域をバックグラウンドで開放するリクラメーション機能を追加。さらに、アプリケーションに依存しない同期・非同期のミラーリング機能、物理/仮想環境間での移行を行う「Transporter Option」も新たに提供される。




(石井 一志)

2009/5/7 17:34