モディファイ、クラウドサービス対応のマッシュアップエンジン「MODIPHI II」


 株式会社モディファイは5月11日、エンタープライズマッシュアップエンジン「MODIPHI II」を開発したと発表した。5月18日よりサービス販売を開始する。

 MODIPHI IIは、Webやイントラネットのさまざまなコンテンツを集積し、構造的なデータとして加工・再配信するためのエンジン。構造化データ/非構造化データを問わず、指定した情報元からデータを収集する「スマート・クローラー」、データをインデックス化し、利用しやすい形に加工して出力する「データプロセッシングパイプライン」、検索エンジンなどの機能を備えている。

 これを利用すると、例えばWeb上のコンテンツから「電気自動車」に関する特定の記事を収集し、メーカーや地域といった指定条件によって絞り込みをしたり、分析データを抽出したりすること可能。さらに、集めた情報をHTMLやRSS、ウィジェット(ガジェット)などの形式で出力できるため、新たなWebサイトの構築、モバイル向けコンテンツの作成なども行える。

 また、収集するデータの指定や収集タイミングといった条件設定、データプロセッシングパイプラインが出力するデータ形式など、要望に応じた柔軟なカスタマイズに対応することから、さまざまなWebアプリケーションのプラットフォームとして利用可能である。

 なおMODIPHI IIは、原則として米Amazon.comのクラウドサービス「Amazon EC2/S3」上でのサービスとして提供される。価格は、初期費用が30万円(税別)から、月額利用料が10万円(同)からで、カスタマイズについては個別見積もり。このほか、別途Amazon EC2/S3の料金が必要となる。




(石井 一志)

2009/5/11 12:48